救済詩「神と表象」by KAINEL
神と表象 私達の神を信仰しなくなれば 私達の神は消滅するのでしょうか それとも、認識されなくなるだけなのでしょうか 私達の神を信仰しているのは 私達だけなのでしょうか それとも、全ての理性に信仰されているのでしょうか あ...
神と表象 私達の神を信仰しなくなれば 私達の神は消滅するのでしょうか それとも、認識されなくなるだけなのでしょうか 私達の神を信仰しているのは 私達だけなのでしょうか それとも、全ての理性に信仰されているのでしょうか あ...
時の門番 高くそびえ立つ巨大な門に 午後の太陽が影をつくりはじめると 時の門番が、大きなあくびをした 浮かない顔をした僕は 退屈そうな門番を横目で見ながら 心の底で憂鬱な気持ちを感じていた 再びここに来てしまった自分を恥...
儚月の夜に 冬の夜に浮かぶ月が ぼんやりその姿を浮かべて 山吹色に光って滲む 濃い墨を流した夜の空は うねる暗闇が静かな声をもらし 辺り一面に満ちて広がり…… 炎、松明、灯、蝋燭、吐息、白い蛇 頬をなでる柔らかくなまめか...
確かにいた場所 ぼんやりと思い出す あの部屋の光景 誰かの部屋なのか、僕の部屋なのかわからない そこにはベッドが、確か上下に二つ、壁から伸びていた 人のいた気配は身近に感じられた 誰もいない無機質で殺風景な部屋だった 乾...
秘密の花園 夢、夢、夢と死がつぶやいて 幻、幻、幻と生が囁いた 夢、夢、夢と君がつぶやいて 幻、幻、幻と僕は囁いた 穏やかな森の奥深く そこに僕らの故郷はひっそりと佇んでいる 誰もやってこない、隔離された秘密の花園 すず...