救済詩 『感じてきたこと、そして思い』 by KAINEL

感じてきたこと、そして思い

孤独と自由
感じてきたこと
北風に吹かれて
消えた思い

忘れていたこと
寒さに凍え
暖炉の前で
眠りにおちる

聞いていた音楽が
沈黙の炎をあげて
さまよい歩く魂に
愛撫と口づけを

この世界では、
ああ、生きてはいけないのか……

時が消えてみれば
何かがかわると
あなたが言っていたような
気持ちがした

「もうお別れですね、ごきげんよう、さようなら」
そんな気持ち、あとは、
「私の命は、あってないような、そんなもの……」
そんな気持ちにもなってます

必然と運命
感じてきたこと
南風に吹かれて
生まれた思い

思いだしたこと
日の光に喜び
草原に立ち
うぶ声をあげる