救済詩 『詩人の少女が教えてくれたこと』 by KAINEL

詩人の少女が教えてくれたこと

詩人の少女が教えてくれた
大切な事を
かけがいのないものを

季節が過ぎ去るたびに
知らずに、ポケットからこぼれ落ちて
気が付くと
ふと、失くしてしまうものを

君はしてくれた
人を自分を愛するように愛することを
人を自分を慈しむように慈しむことを
悩み苦しみながら
笑い泣きながら

僕はまだ出来ていない
時々立ち止まってしまうんだ
人を自分を愛するように愛することを
人を自分を慈しむように慈しむことを
易しそうだけど
とても難しいんだ

君に出会えてよかった
ありがとう