救済詩 『Last Regret』 by KAINEL

Last Regret

枯れ果てた大地の上で
心は痛み続ける
ああ、なぜこれほどまでに
罪の十字架を押しつけるのか
君の微笑みを思い出すたびに
灰色の空を見上げる
すべてが終わった後だとゆうのに……
さらさらと指から流れ落ちてゆく砂は
枯れた涙を誘うよう
愛しい君に抱かれて眠れたら
壊れたビルの谷間をさまよい
ガラスに映る太陽が
まぶしくて、きれいさ
みんな夢だったと思いたい
乾いたアスファルトに君の姿が滲んで消えた