救済詩 『純白の天使』 by KAINEL

純白の天使

暗い大地に
降り立つあなたは
まるで純白の天使みたいだ

痩せた荒地で道に迷い
泣き叫ぶ未熟児の僕は
ただ、あなたにすがりついて
涙を浮べた

あなたは地上に舞い降りた光
僕はあなたにひざまづき
飢えた孤児のようにあなたを
求めて、求めて、求めてしまう

あなたの瞳はどこまでも優しくて
どこまでも慈悲に満ちていて
どこまでも愛に満ちていて

痩せた荒地で道に迷っていた
泣き叫ぶ未熟児の僕は
ただ、あなたにすがりついて
泣いているだけだった

その細い腕を差し伸べて
僕をきつく抱きしめてくれた
あなたを今でも忘れられない
今でも僕は目を閉じて
あなたの微笑みを、温もりを、愛を、慈悲を、抱擁を、
繰り返し思い出している