救済詩『希望のない朝』by KAINEL

希望のない朝

希望のない毎日でも
朝がくると
なにかできるような
そんな気分になって

希望のない人生でも
君を思うと
もう少しやれるような
そんな気分になって

窓を開けて
朝の光を浴びて
また自分なんてものを
信じたくなってくる

静かな朝
眩しい夏の空
木漏れ日に陰る
うつむいた君の横顔