救済詩 『初夏、パラソルをさした君と』 by KAINEL

初夏、パラソルをさした君と

光輝く空
鮮やかな緑
初夏の草原

色彩と印象
その影に踊るコバルト

パラソルをさした君
揺れる緑の草原に
微笑んで立って

ああ、芸術と幸福はいつも
仲がとても悪いのに
ここではまるで親友みたいに
とても仲がいいようだ

君が微笑んでいる
色彩と印象
この風景に物憂い影はない

穏やかな初夏の草原
明るい日差しが絵筆を走らせる