救済詩『命のかけら』by KAINEL

命のかけら

少しくらい
命のかけらを
なくしたからって

両腕を
両足を
奪われたわけじゃないだろう

両目を
両耳を
失ったわけじゃないだろう

少しくらい
命のかけらを
なくしたからって