救済詩『四季』by KAINEL

四季

春の終わり
暑い夏の気配
少しずつ
肌が汗ばんで

夏の終わり
けだるい秋の風
静かに
頬に触れて

秋の終わり
憂鬱な冬の足音
知らずに
大きくなって

冬の終わり
窓ガラスから
ほのかに
暖かい光がさして