救済詩『小さい窓』by KAINEL

小さい窓

この小さい窓が
広い宇宙に
つながっているように

この孤独な心も
無限の宇宙に
つながっているのだろうか

窓からみえる
広がる夜空

瞬く星の輝き
うつむいた月の横顔

あのひとは
宇宙に消えていった

たいして幸福とは
いえない人生のあとで

たいして裕福とは
いえない生活のあとで