救済詩『冬の街』by KAINEL

冬の街

乾いた砂漠に
風が吹けば
すぐ消えていく
足跡のように

僕の毎日も
砂漠につけたそれと
似たような
ものなのかもしれない

残しては消え
消えては残して
それを繰り返して

過ぎていく毎日に
ふと考えて
冬の街を眺めながら
想いを巡らせた