プランクトンとクラゲと亡者
ゆらゆら、ふらふら
プランクトンみたいに
大きな口を開けた亡者が
ゆらゆら、ふらふら
なにかを言いたそうに
ゆらゆら、ふらふら
亡霊のように近づいて
恨めしそうに独り言を呟いた
クラゲみたいに
ゆらゆら、ふらふら
死んだ目をした生霊が
ぞろぞろ歩いている
右手に大切なものなんて
何もないのに……
ゆらゆら、ふらふら
散った葉っぱみたいに
ゆらゆら、ふらふら
クラゲみたいに
右に、左に、上に、下に
こんなにたくさん溢れているのに
実感がわかないんだ……
夕べ泣いていたの?
昨日も泣いていたの?
いつも泣いているの?
ゆらゆら、ふらふら
なにかを言いたそうに
ゆらゆら、ふらふら
亡霊のように近づいてきて
恨めしそうに独り言を呟いた