救済詩『プランクトンとクラゲと亡者』by KAINEL

プランクトンとクラゲと亡者

ゆらゆら、ふらふら
プランクトンみたいに
大きな口を開けた亡者が

ゆらゆら、ふらふら
なにかを言いたそうに

ゆらゆら、ふらふら
亡霊のように近づいて
恨めしそうに独り言を呟いた

クラゲみたいに
ゆらゆら、ふらふら
死んだ目をした生霊が
ぞろぞろ歩いている

右手に大切なものなんて
何もないのに……

ゆらゆら、ふらふら
散った葉っぱみたいに
ゆらゆら、ふらふら
クラゲみたいに
右に、左に、上に、下に

こんなにたくさん溢れているのに
実感がわかないんだ……

夕べ泣いていたの?
昨日も泣いていたの?
いつも泣いているの?

ゆらゆら、ふらふら
なにかを言いたそうに

ゆらゆら、ふらふら
亡霊のように近づいてきて
恨めしそうに独り言を呟いた