救済詩『ヴァリアント~たくさんの君と僕』by KAINEL

ヴァリアント~たくさんの君と僕

コピーの僕
街にたくさん
逃げだして

すれ違って
ノイズを生んだり

出会って
戸惑ったり

君のヴァリアント
同じにみえるけど
どこか違って

空間の変異
存在の変形
たくさんの君と僕

データみたいな
変種の存在
特異点に憧れて

駅に入ったり
電車に乗ったり
ボタンを押したり

たくさんのビルと街
コピーした空間
コピーされた感情

君と僕でできている
この世界
君が0で、僕が1
僕が0で、君が1

並んでみたり
並ばなかったり